読書

『銀河鉄道の夜』

読書くらぶの機関紙『読書通信』を書くために、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読みました。 貧しい境遇だけど、健気に生きるジョバンニ。相手を思いやる、優しい心持のカムパネルラ。二人が銀河を渡る旅に出ます。幸いとは何かを考えながら、二人は星座をめぐる…

『五体不満足』

塾で発行している「読書通信」を書くために、乙武洋匡さんの『五体不満足』を読みました。「障害は不便である。しかし、不幸ではない」を文字通り実践している著者。「自分にしかできないこと」を爽やかに、朗らかに追求している姿がそこにあります。 振り返…

いいことさがし

電車の行き返りに、『少女ポリアンナ』を読んでいる。義父がもっとも感銘を受けたといっていたので、期待して読み始めた。 どんなに苦しい境遇のなかにあっても、うれしいこと、喜ばしいことをみつけようとする主人公。不平・不満、愚痴、嘲笑が渦巻く現代に…

『下流社会』

『下流社会 新たな階層集団の出現』を読み始める。緻密なデータに基づいて現代の若者像を描いている。まだ読み始めたばかりであるが、「働く意味」をもう一度しっかり捉えなおさないと、ニートなどの問題の根本的な解決にならないように思う。 「どうして仕…

『庭を出ためんどり』

ファン・ソンミ著『庭を出ためんどり』(平凡社)を読む。ひょんなことから鶏小屋を出ためんどりが、非常な苦労をしながらもマガモの赤ちゃんを育て上げるお話。 著者は「夢を持つことの大切さ」を伝えたかったようだ。だが、自分の子供のために自らの命さえ…

『週アス』

電車の行き帰りに『週刊アスキー』を読むのが楽しい。1週間で読みきるのにちょうど良い分量。週刊なので内容が陳腐化しない。価格も手ごろ。と、私にぴったりくる読み物だ。表紙が女優さんなのがいただけないが。

本の値段

前半の連休中、妻と息子が里帰り中だったため、部屋の片づけを断行した。特に、たまりにたまっていた本を処分することができたことは幸いだった。 近くのブックオフまで車で本を運ぶ。本の重さで車が傾いている。重すぎてブレーキもあまりきかない。 苦労し…

『マッキントッシュ物語』

スティーブン・レヴィ著『マッキントッシュ物語』を読んでいる。「一般の人がコンピュータを自由に扱えるように」との目標を掲げ、突っ走ったアップル社のことが紹介されている。ウィンドウひとつにしても膨大な時間と労力がかけられたことがよくわかる。 ア…

VERBALと三谷隆正

m-floのVERBALが書いたエッセイを読む。「カテゴライズされないこと」を強調。彼は、ミュージシャンであり、ラッパーであり、キリスト者であり、プロデューサーであり、神学生である。しかし、「ねばならない」という束縛から開放されることを目指す。 三谷…